「シャッタースピード」って何?カメラ初心者に向けて完全解説!

フォトコラム
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外出自粛期間もしばらく前に終わり、近年新しく始める趣味としてカメラを始める方が増えてきましたね。ですが良いカメラを購入したものの、設定や操作方法がわからず結局置物になっている…なんてこともあると思います。カメラで綺麗な写真を撮るとなると、覚えなくてはいけないことが少なからずあり、大変だと感じるかもしれません。この記事はそんな方のために一眼レフでの撮影に必要な基礎的な知識を解説します。今回は「シャッタースピード」という、撮る際に必須の設定となる要素について徹底的に解説します。

シャッタースピードって何?

「シャッタースピード」とは「SS」と略すこともあり、シャッターが開いている時間(光を取り込む時間)のことを指している数値のことです。カメラはレンズとシャッターの間にシャッター幕というものがあり、それが開閉します。その開閉にかかる時間が「シャッタースピード」です。数値が大きければ大きいほどシャッタースピードが遅くなり、逆に小さいとシャッタースピードが速くなります。

シャッタースピードの仕組み簡単解説

まず、撮影時に必要になる「シャッタースピード」の意味について簡単に説明します。上記の通りシャッターが開いている時間が「シャッタースピード」ですが、時間に応じて写真の明るさやブレが変わります。例えば「シャッタースピード」が「1/1600」なら撮るまでに1600分の1秒だけ時間がかかるので、光をあまり取り込めず暗くなりがちですが、その反面ブレることもほぼなります。逆に「10″」だと10秒間シャッターが開き続けているので、光をたくさん取り込めて明るくなりますが、10秒間で被写体が動いてしまうとブレてしまいます。三脚等使わずブレずに手持ちで撮影できる限界は、レンズの持つ焦点距離分だと言われています。「50mm」が焦点距離のレンズだと、「1/50」より遅くするとブレやすくなるということです。ご自身のレンズを確認してから設定することをお勧めします。

仕組みを図解で解説

下記の図の通り、「シャッタースピード」が遅いと光の量が多くなり明るい写真に、「シャッタースピード」が速いと光の量が少なくなり暗い写真になります。また下の画像のように川の流れを表現したいときは「シャッタースピード」を遅くすると、わざとブレさせることにより水の動きを写真に収めることができます。反対に車やスポーツ選手などの動きのあるものをしっかりと捉えたいという時は、「シャッタースピード」を速くするとブレずに撮ることができます。

シャッタースピード遅い

・明るくなる
・手ブレしやすい
・被写体の動きを撮れる

シャッタースピード早い

・暗くなる
・手ブレしにくい
・動く被写体がブレない

シャッタースピードを活かした写真撮影

「シャッタースピード」を活用すると、先ほどの川の流れや動きの速い車のようにいろんな場面の撮影ができるようになります。またスマホでは撮れないが、カメラだと撮れるようなシーンもあります。それが夜景撮影や星空撮影などの夜間の暗い場面です。スマホも日々進化しているので、夜景はある程度取れるようになってきましたが、一眼レフの写真にはまだ及びません。星空は言わずもがなカメラでないと撮影は厳しいです。「シャッタースピード」を遅く設定して、ブレないように三脚に固定することで、多くの光を取り込むことができるようになります。これにより画質を落とさずノイズなどがない状態の綺麗な夜間の写真が撮れます。

シャッタースピードとF値、ISO感度はどんな関係?

「シャッタースピード」の他に「F値」「ISO感度」という撮影の際に重要な要素があります。3つともに共通している点として撮影する写真の明るさに関係があります。「F値」「ISO感度」に関しての詳細は別の記事で解説しているので、下記をご覧ください。

「シャッタースピード」が速いと、入ってくる光の量が少なくなり、暗い写真になってしまいます。その場合は、暗くなるのを防ぐために「F値」「ISO感度」で明るさを調節します。具体的にいうと「F値」、「ISO感度」を高くします。逆に「シャッタースピード」が遅いとたくさん光が入ってくるので、「F値」、「ISO感度」を低くすることができます。

あとは実践しよう!

写真に大事なことは色々とありますが、まずは基礎の知識を固めていくことが必須です。その中でもとても大切なのが、今回紹介した「シャッタースピード」です。自分の望み通りの写真が撮れるよう設定を理解し、あとは撮影を楽しみましょう!そして何よりも楽しんでたくさんカメラに触れることが大事なので、日々様々なものを写真に収めて練習しましょう!

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