カメラのモードとは?一眼レフ初心者に向けて撮影モードP、S、A、Mについて解説!

フォトコラム
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最近カメラを買って撮影を楽しんでる方へ、こんなお悩みはありませんか?「手振れで写真がブレてしまう」、「うまくピントが合わない」、「背景がしっかりとボケない」、「写真の明るさを上手に調整できない」などなど…。今回はこのような撮影に悩んでる方に向けて、撮影のモードについて解説します。どの状況でどのモードを使えばいいのか理解していきましょう!

カメラのモードを覚えよう!

  • カメラのモードとは
  • AUTOモード
  • Pモード(プログラムオート)
  • Sモード(シャッター優先オート)
  • Aモード(絞り優先オート)
  • Mモード(マニュアル露出)

カメラのモードとは

大体のカメラには、「AUTOモード」、「Pモード(プログラムオート)」、「Sモード(シャッター優先オート)」、「Aモード(絞り優先オート)」、「Mモード(マニュアル露出)」の5種類のモードがあります。これらの調節方法は、カメラの上部にある文字が書かれているダイアル「モードダイヤル」を動かすことで変えることができます。それぞれのモードの簡単な特徴に関しては以下の通りです。

AUTO全ての設定をカメラが自動で決めてくれます。
PモードF値とシャッタースピードをカメラが自動で決めてくれます。
SモードF値だけカメラが自動で決めてくれます。(CanonのカメラはTv表記)
Aモードシャッタースピードだけカメラが自動で決めてくれます。(CanonのカメラはAv表記)
Mモード絞り値、シャッタースピード、ISO感度をすべて自分で設定します。

これだけではなんだかわからないと思うので、各モードについて詳しく解説していきます。ちなみに「F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」などのワードがわからない方は下記の記事をご参照ください。

AUTOモード

AUTOモードとは、F値やシャッター速度、ISO感度など全ての値をカメラが設定してくれるモードです。(カメラ上部のダイヤルの表記は「AUTO」「A+」など、メーカーにより異なります。)難しい設定なしで気軽に写真が撮れるので、購入したばかりの初心者の方が最初に使うモードに向いています。細かい設定を気にせず、構図やピントを合わせるのだけに集中し、写真撮影を楽しむことができるモードです。しかし、簡単に綺麗な写真が撮れる一方で、デメリットもあります。それは、自動で設定される分、表現の幅が狭まってしまうということです。もっとボケを大きくしたい、被写体の動きを流動的に写したいなど、自分が撮りたいイメージ通りに撮れないこともあります。またせっかくカメラを使うならば、他のモードも試して使い方をマスターした方が、より上手に写真を撮れるようになります。ただ一番大事なことは楽しんで撮ることなので、設定を細かくいじるよりとにかく撮りたいという方は、まずはAUTOモードで撮るのをオススメします。

Pモード(プログラムオート)

Pモード(プログラムオート)とは、適正露出(適した明るさの写真)となるように、F値とシャッタースピードをカメラが自動的に決めてくれるモードです。先ほどのAUTOモードとの違いは、ISO感度を手動で設定できることです。ISO感度は簡単に説明するとカメラの入ってきた光をどれだけ増幅させるかの値です。暗いところではISOを上げて、明るいところでは下げます。またホワイトバランスという色味を調整する機能も手動で設定できます。AUTOモードに慣れたらPモードに移行するという流れがオススメです。

Sモード(シャッター優先オート)

Sモード(シャッター優先オート)とは、F値だけカメラが自動で設定してくれて、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスは自分で自由に設定できるモードです。設定したシャッタースピードに応じてカメラが自動でF値を調整してくれるので、露出(写真の明るさ)を気にせず撮ることができます。
このモードのメリットは、シャッタースピードを活かした撮影ができるという点です。例えばシャッタースピードを速くしたら、スポーツや乗り物、子供など動き回る被写体をブレずに正確に捉えることができます。逆に遅くすると川の流れや人の往来などの動きをわざとブラして撮ることができます。

Aモード(絞り優先オート)

Aモード(絞り優先オート)とは、シャッタースピードだけカメラが自動で設定してくれて、F値、ISO感度、ホワイトバランスは自分で自由に設定できるモードです。設定したF値に応じてカメラが自動でシャッタースピードを調整してくれるので、露出(写真の明るさ)を気にせず撮ることができます。
このモードのメリットは、背景をぼかしてメインの被写体を際立たせる写真が撮れるという点です。F値を低く設定したら、一眼レフならではの美しいボケを活かした写真を撮ることができます。まだ細かい設定はわからないけど一眼レフらしい写真を撮りたいという方におすすめのモードです。

Mモード(マニュアル露出)

Mモード(マニュアル露出)とは、シャッター速度、F値、ISO感度、ホワイトバランスなど全ての設定を自分自身で決めるモードです。F値もシャッタースピードも撮影者自身が選ぶので、写真の表現の幅は広がりますが、設定を間違えると写真が白飛びしたり、暗くなりすぎたりします。自分の頭の中で思い描くイメージ通りの写真を撮るには、一番オススメのモードですが、慣れるまでが少し大変です。しかし、写真を上達させたい方には必須の知識ですので、慣れるまでいろんな被写体を撮り、練習してみましょう。

・モードごとの違い

撮影モードシャッタースピードF値
P(プログラムオート)カメラが決定カメラが決定
S(シャッター優先オート)撮影者が決定カメラが決定
A(絞り優先オート)カメラが決定撮影者が決定
M(マニュアル)撮影者が決定撮影者が決定

まとめ

今回は、一眼レフの撮影モードについてご紹介しました。カメラを始めたばかりの方には聞き馴染みのない言葉ばかりだったかもしれませんが、慣れてしまえばそこまで意識せず設定できるようになるので安心してください。絞りを調節して明るさやピントの合う面を調節したり、シャッターが開いている時間を変えたりするだけで、同じ被写体でも写真が大きく変わってくるので、ぜひいろんなモードを使ってみて設定を覚えていきましょう!

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